タンザナイト
2017/02/23
パワーストーンタンザナイトの石言葉や石の意味、ストーンセラピーとしてのヒーリング効果、鉱物学データなどをまとめたページです。パワーストーンブレスレットなど、ハンドメイドアクセサリー制作に役立つ情報を掲載しています。
『タンザナイト』パワーストーンの意味・効果
タンザナイトには、知性を高めて冷静な判断力や正しい決断力をもたらす効果があります。先見の妙があるとも言われていて、「自己啓発を促す石」ともされています。タンザナイトのブルーには自分自身を落ち着かせる効果があり、人生の窮地に立たされるような場面からも脱することが出来ると言われています。この石には、保有している人にしか感じられない神秘的な力が宿っているのです。ひらめきが多くなる効果も持っているようなので、何かアイデアが欲しい時にも力を発揮してくれるでしょう。
星座:牡羊座、牡牛座、魚座
誕生石:十二月
タンザナイトのキーワード:
自立・知性を高める・問題解決・物事を良い方向へ導く
『タンザナイト』石にまつわる伝説・言い伝え
タンザナイトは、産出地であるタンザニアにちなみ、ハイブランドとして知られるティファニー社のヘンリー・B・プラット氏によって命名されました。鉱物学的に言うと青いゾイサイトになるこの石の名前を、例えば「ブルーゾイサイト」と名付けてしまえば魅力が半減してしまいます。しかし、タンザニアの宵空を連想させるような「タンザナイト」という名前は高く評価されることとなりました。タンザナイトが発見されたのはまだ比較的近年で、1967年になってからのことです。最初はサファイアかと思われていた石でしたが、鑑別の結果はサファイアよりもより複雑な組成の石だと判明したのです。ゾイサイトの一種ではありますが、青色のザイサイトは大変珍しいものでした。その石がティファニー社の目にとまって、人気を博すようになっていきました。因みに、古代ケルト民族の間では「霊力を授ける石」とされていて、主に儀式の際に用いられていたようです。
『タンザナイト』浄化、お手入れ方法
全ての浄化に対応しています。硬度はあるけれど、衝撃に弱い性質を持っているので取り扱いには注意が必要です。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
『タンザナイト』色や品質について
以前はブルーサファイアのように、多色性の少ない青みが強いものに高い価値がありました。しかし、近年ではサファイアとは棲み分けされるようになり、逆に多色性の強いものに価値があるとされます。内包物の少ない、透明感のあるものが高品質のようです。
『タンザナイト』主要原産地
タンザニアのみで産出されます。(キリマンジャロの近くArushaという地域)
『タンザナイト』鉱物学データ
【英名】Tanzanite
【和名】灰簾石(かいれんせき)・黝簾石(ゆうれんせき)
【組成】Ca2Al3(SiO4)3(OH)
【色】青色、紫色
その他の色はゾイサイトと呼ばれています。
【結晶系】斜方晶系
【硬度】6~7
【比重】3.35
【劈開 】完全
『タンザナイト』鉱物学
多くの原石の場合、ごつごつとした角のある形をしているのが特徴ですが、タンザナイトは水の流れによって削られたことによって角が削られています。形は非常にきれいな楕円形をしていて、保管状態を保つのが比較的容易です。採掘される場所も名前の通り、タンザニアを産地とする大変希少なパワーストーンです。主にタンザニアのメレラニ鉱山でしか採掘することは出来ませんし、市場価値は年々上がっています。日本で採掘されるようなパワーストーンも存在しますが、タンザナイトは採掘されませんので、タンザニアに通う収集家も珍しくないようです。因みにタンザナイトはバナジウムによってブルーに輝いていて、鉱物の中に酸化クロムが多く含まれているほど濃いブルーとなります。
『タンザナイト』相性の良い天然石
ラブラドライト、モルダバイト、カイヤナイト
『タンザナイト』よく似た天然石の種類
サファイヤ、アイオライト