ルチルクォーツ

パワーストーンルチルクォーツの石言葉や石の意味、ストーンセラピーとしてのヒーリング効果、鉱物学データなどをまとめたページです。パワーストーンブレスレットなど、ハンドメイドアクセサリー制作に役立つ情報を掲載しています。

『ルチルクォーツ』パワーストーンの意味・効果

ルチルクォーツは細い棒状である二酸化チタンの結晶が、水晶の形成段階で入り込んだ透明度の高い石です。この入り込んだ二酸化チタンの結晶がルチルと呼ばれます。タイチンというのは中国語で太い金の針を意味します。ルチルクォーツは中国では子孫に受け継がれる家宝とされます。実力や成功運で大きな収入を得た世界中の華僑には成功の石として特に大切にされます。ルチルクォーツは金運に効果がありますが、人を選ぶため相性が合わない人の手には残らないと言われる石です。二酸化チタンの結晶が太いほど金運の上昇に繋がります。直感と判断力、集中力を高める効果があり、学業や仕事の他に賭けごとや投資など結果を良い方向へ導きます。東洋と西洋で効果の捉えられ方は異なり、東洋では金運、西洋では恋愛運を重んじられます。ルチルクォーツの黄金色は太陽に例えられ、心を明るくする効果もあります。心だけでなく、体の呼吸器系にも働きかけ、咳や痛みを緩和するようです。

 ルチルクォーツのキーワード：
金運・成功・自信・勝負運・仕事運・洞察力・判断力・知覚力・お守り・ビジネス運・潜在能力の開花

『ルチルクォーツ』石にまつわる伝説・言い伝え

特に品質の高いルチルクォーツは、中国の華僑では大富豪の石と言われます。近世にヨーロッパへ伝わり、ヴィーナスの髪に例えられ、Rutilesというラテン語が名前の由来で、黄金色の輝きを意味します。日本にも伝わり、金線水晶と呼ばれたことから金銭水晶という意味になり、金運上昇の最強お守りと言われます。また、仕事運も上昇するということから経営者、起業家、実業家などが身につける傾向も多くなりました。金運が上がる石という言い伝えは更に広がっています。また、カリスマ性を高めるとも言われています。そのため、芸能関係の人達にもルチルクォーツは広がっています。

『ルチルクォーツ』浄化、お手入れ方法

ルチルクォーツの効果を下げないためにもお手入れが必要になります。石の輝きを保つように心がけ、毎日でもお手入れをすることが大切です。ルチルクォーツは硬い石で、水洗いや塩を使ったお手入れができます。紫外線にも強いので、太陽光の浄化もできます。セージの葉を使う場合は火をつけ、煙で浄化します。セージや塩を使用する場合は1週間に1、2回ほどです。心の中を洗い流したいと思いながらお手入れをすることが良いです。

『ルチルクォーツ』色や品質について

ルチルクォーツの水晶が透明である程、品質は高くなります。気泡が入っていたり、色が濁っているものは二酸化チタンの金色、つまり針の部分が現れにくく、品質は劣ります。針は太い方が良いです。これは希少価値が高いためです。全体的に、水晶部の透明度が高く針の部分が輝く黄金色であるものが高品質になります。

『ルチルクォーツ』主要原産地

ルチルクォーツの主要原産地は、ブラジル、オーストラリアです。地質が安定していて、古い時代の結晶質火成岩と高度変成岩が表面化されています。火成岩の中に様々な鉱物が含まれますが、水晶もその1つです。

『ルチルクォーツ』鉱物学データ

【英名】Rutilelated quartz （ルチルクォーツ）
【和名】金紅石入り水晶
【組成】SiO2（内包物はTiO2）
【主な色】赤色
【別の色】茶, 黄色黄色, 黒色
【条痕の色】茶, 黄色黄色
【光】金剛光沢（ダイヤモンド光沢）
【硬度】6.0 ～ 6.5
【密度】4.20 ～ 4.30
【劈開】明瞭
【亀裂】貝殻状断口, 不規則

『ルチルクォーツ』鉱物学

ルチルクォーツの主成分はクロシドライト（青石綿）で、そこに珪酸が浸み込んで固まり地中の奥深くでそのクロシドライトは溶けていきます。その溶けたクロシドライトが繊維状に結晶化していって、これが光の屈折によって虎の目になる原因を作り出しているようです。その後に酸化したものがルチルクォーツで、酸化しなかったものがブルールチルクォーツと呼ばれています。基本的にルチルクォーツは原石の状態でも加工が容易なので、大きな彫刻に使用されることも多々あります。

『ルチルクォーツ』相性の良い組み合わせ

サンストーン、ガーデンクオーツ、ブラックルチルクォーツ

『ルチルクォーツ』雑学

ルチルクォーツの正式名称は、ルチルレイテッド･クォーツです。「タイチンルチル」と「ゴールドルチル」の違いですが、ルチルクォーツはルチルが板状に太い点です。ゴールドルチルは針や髪のような金の糸が混ざって見えることから金銭（金線）が入るという意味で金運の象徴として知られています。男性向けのパワーストーンブレスは「ブラックルチルクォーツ」が大変人気です。「レッドルチル」「シルバールチル」「プラチナルチル」「オレンジルチル」など種類が豊富で、状態のよい石はレアストーンとして高値で取引されています。

『ルチルクォーツ』よく似た天然石の種類

アンフィーボールという酸化鉄の影響によって赤く見えるもの、ゲーサイトも同様です。トルマリンは極性結晶体という電気を帯びている石です。カコクセナイトは結晶水を含む燐酸鉄の石です。他にエジリン、レピドクロサイトなどもあります。

『ルチルクォーツ』パワーストーンブレスレッド

ルチルクォーツを使ったパワーストーンブレスレット

-パワーストーンの意味
-タイチンルチル, パワーストーン, 天然石