アベンチュリン
2017/02/23
パワーストーンアベンチュリンの石言葉や石の意味、ストーンセラピーとしてのヒーリング効果、鉱物学データなどをまとめたページです。パワーストーンブレスレットなど、ハンドメイドアクセサリー制作に役立つ情報を掲載しています。
『アベンチュリン』パワーストーンの意味・効果
アベンチュリンは18世紀頃に偶然に発見されました。ガラス職人が溶融したガラスに銅を誤って落としてしまい、そのガラスが冷えて固まると、美しい輝きを持つようになりました。アベンチュリンという名はイタリア語で偶然を意味する「a ventura」から名付けらました。元々アベンチュリンとは鉱物自体を指すのではなく、ガラス細工の方です。余談ですが、砂金のようなキラキラとした輝きを指す光学効果「アベンチュレッセンス」はこの偶然できたガラスの光り方から由来されています。自然・若々しさを象徴し、物事の始まりに用いると良いとされていて、緊張をほぐし、精神を安定させ、ストレス解消に効果があると期待されており、感情の起伏が激しい方や、子育て中の夫婦などにぴったりだと言われています。眼球疾患、視力回復、または心臓や血管などの循環器系統の効果があるとされています。
アベンチュリンのキーワード:寛大・金運・繁栄・健康運・家庭運・人間関係
『アベンチュリン』石にまつわる伝説・言い伝え
精神の安定や洞察力を高める効果があるとされ、物事の先を見通す石、また隠された真実を見抜く力がある石として信仰の対象とされてきました。古代チベットでは仏像の目にあしらわれることもありました。本当に必要なものは何なのか、先入観や固定観念に惑わされる事無く教えてくれる石とされています。インドで多く採掘されたことからインド翡翠とも呼ばれていますが、翡翠とは全くの別物です。よく似た外観から翡翠の代わりに用いられることもあったそうです。
『アベンチュリン』浄化、お手入れ方法
浄化方法に制限はないが、劣化を防ぐ意味では長時間太陽光に当てたり、水に晒すのは避けた方が無難です。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
『アベンチュリン』色や品質について
緑、青、褐色、桃色、など、多くの色があるが、アベンチュリレッセンスが良く見られるグリーンの人気が高いのですが、産出量の低下により、現在は青や褐色は貴少品です。パワーストーンの中では安価であるが1万円以上するものもあります。その違いは内包されている微粒子状結晶の違いやアベンチュリレッセンスの違いです。
『アベンチュリン』主要原産地
インド、ブラジル、マダガスカル共和国、ジンバブエ、ロシア、シベリア、アメリカ合衆国など
『アベンチュリン』鉱物学データ
【英名】Aventurine
【和名】砂金水晶・砂金石英・インド翡翠
【組成】SiO、結晶系:三方晶系(粒状集合体)
【硬度】7
【屈折率】1.54~1.56
【比重】2.65
『アベンチュリン』鉱物学
アベンチュリンは結晶が形成される過程で、石英の中に雲母やヘマタイトといった微粒子状の結晶が含包されているカルセドニー(石英の結晶が網目状に絡まった変成岩)です。天然のアベンチュリンは産出量が少なく、多く流通しているのは石英中にフクサイトを含包している緑色の石です。ヘマタイトが多く含まれると赤褐色になります。韓国などで産出される紫水晶中には、アベンリュレッセンスが見られるものもあり、バリエーションは豊富。
『アベンチュリン』相性の良い天然石
インカローズ(ロードクロサイト)、ローズクォーツ、翡翠(ジェダイド/ひすい)
『アベンチュリン』よく似た天然石の種類
インド翡翠と呼ばれた経緯から、翡翠によく似ています。 またアベンチュリンレッセンスの確認されない石はアベンチュリンではありません。