ラリマー
2017/02/23
パワーストーンラリマーの石言葉や石の意味、ストーンセラピーとしてのヒーリング効果、鉱物学データなどをまとめたページです。パワーストーンブレスレットなど、ハンドメイドアクセサリー制作に役立つ情報を掲載しています。
『ラリマー』パワーストーンの意味・効果
ラリマーは世界3大ヒーリングストーンと呼ばれています。それだけに、強いヒーリングパワーを持っています。ラリマーは、人間誰しもが持っている怒りや嫉妬などのマイナス部分をコントロールしてくれる効果があります。気分が落ち着かない時には、ラリマーのカリブ海を思わせる美しい海模様を見て心を落ち着かせるようにしましょう。きっと、安らぎや優しさをもたらせてくれます。
ラリマーのキーワード:強力なヒーリング、愛と平和、調和する、リラックス、精神の安定
『ラリマー』石にまつわる伝説・言い伝え
パワーストーンの中には数千年前より伝えられているものもありますが、ラリマーの場合は1974年に発見された比較的新しい石です。ラリマーの鉱物名であり、正式名称でもあるペクトライト自体は1828年に発見されていましたが、美しい個体や綺麗な模様を持つものが無く、到底価値のあるものではありませんでした。産地であるドミニカ共和国では、アトランティスの失われた大陸だったという伝説から「アトランティス・ストーン」という別名を持っています。他にも、カリブ海を泳ぐイルカを連想させる「ドルフィン・ストーン」という別名も存在しています。
『ラリマー』浄化、お手入れ方法
硬度が低いため衝撃に弱いので、ぶつかったり擦ったりしないように取り扱いに注意が必要です。紫外線にもやや弱いので、太陽光は避けましょう。
クラスター | セージ | 太陽光 | 月光 | 浴水 |
◎ | ◎ | × | ◎ | △ |
『ラリマー』色や品質について
不純物が少なく、鮮やかなブルーをしたものが良いとされています。中でもホワイトと水色、スカイブルーの模様が入ったものは、高額で取引されています。着色処理や含侵処理をすることもあります。
『ラリマー』主要原産地
ドミニカ共和国、イギリス、アメリカ、カナダ、モロッコ、スウェーデン、グリーンランド、ロシア、チェコです。
『ラリマー』鉱物学データ
【英名】larimar
【和名】ソーダ珪灰石(そーだけいかいせき)
【組成】NaCa2[Si3O8](OH)
ソジウムケイ酸塩水和物とカルシウム
【色】無色・白色・灰色・青色・ピンク色・淡黄色
【光沢】ガラス光沢、絹糸光沢
【条痕色】白色
【結晶系】三斜晶系
【へき開】完全
【硬度】4.5~6.0
【比重】2.74~2.88
『ラリマー』鉱物学
鉱物名をブルー・ペクトライトといって、和名をソーダ珪灰石と言います。別名を曹灰針石といって、ソーダとカルシウムを含有していて、繊維状の集合状態にあるからです。ラリマーは初めて採掘されてからまだ30年ほどしか経過していないので、新鉱物類となります。ブルーのペクトライトはチェコからも産出され、この美しい色はバナジウムと言う成分によって発色しています。バナジウムではなくマンガンを含有していた場合には、美しいピンク色のペクトライトとなります。この石は高度の割に靭性が高いので、研磨の際には高度な技術を要します。その美しさから近年人気の高まっている石のひとつとなっています。
『ラリマー』相性の良い天然石
ピンクオパール、カルセドニー、クンツァイト、アメジスト、アパタイト、ラブラドライト、インカローズなど。
『ラリマー』よく似た天然石の種類
クリソコラ、ハウライト、オパール、ターコイズ、バリサイト